Book cafe
2007-05-26T23:48:53+09:00
book_cafe
よい本屋の尺度とは、その店が定番となる本をいくつ扱っているかではないか。---『菊池君の本屋』より。とても同感。
Excite Blog
ようやく店をオープンしました。
http://bookcafe.exblog.jp/6893109/
2007-05-24T00:26:00+09:00
2007-05-26T23:48:53+09:00
2007-05-24T00:26:26+09:00
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__ note 「... 」
物件の話をいただいてから、およそ2カ月。なんだか、毎日がものすごいスピードで過ぎていきました(今年は、GW中に見事に咲き誇った桜も見ることもなく…)。
もっとさかのぼると、ここ数年はカフェのオーナーをしている友人の店での修業の日々でした。
取材以外は、デスクワークの多かったわたしの鈍ったカラダ。毎日へとへとでしたが、新鮮であり、たのしくもあり…、あっという間に2年も経ってしまっていました。
そしてその間にも、物件探しをしつこく続け・・・。 >>観光客をメインにすえた店づくりをしないかぎり、カフェの立地としてはあまりよくないと言われる西部地区 (ハコダテが大正明治昭和と繁栄していた記憶の残る古い場所ですが、今は観光エリアとして人目に触れる場所はなんとか整備されているもののそれ以外は、高齢化などにより諸理由により衰退の一歩をたどる地区なのです。だけどすごく好きで…) にこだわり続け、見つからない見つからないと、諦めそうになっていた矢先にいただいた空き物件の話でした。
そういうタイミングでこうして店を始められるのも、短いながら実経験をさせていただいたからだなあと、今ほんとうに実感しています。たとえば、本についてはある程度知識があったとしても、カフェについてはまったくの素人でしたから。そんな自分が、店を始めていたとしてもやっぱりどこか片手落ちだったろうと思いますから。
いずれも、とてもかけがえのない縁があってのことなので、ほんとうにいろいろと感謝の気持ちでいっぱいになっています。
さて、オープンさせちゃったので、これからはノンストップです。
ブックカフェというには、まだまだで。こーしたいあーしたいがいろいろありますが、ゆっくりのんびりと店を作っていこうと思っています。
このblogは、このエントリで更新を終えることにします。
今後は、店での日々を綴っていくblogのほうで書いていこうと思っています。本のレビューなども、その中で。
もし、お付き合いいただけるようなら、そちらのほうでまたお会いしたいと思います。
このblogを読んでくだっていたみなさん、ほんとうにありがとうございました!
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たいへん、ご無沙汰しておりました。
http://bookcafe.exblog.jp/6815703/
2007-05-05T03:02:51+09:00
2007-05-05T03:02:51+09:00
2007-05-05T03:02:51+09:00
book_cafe
__ note 「... 」
m(_ _)m
少なからず、このページにアクセスがあることを
今確認しました。更新せずにいてごめんなさい。
話せば(いや、書けばか)、なにやら長々なりそうなので
割愛しますが、ようやく念願のブックカフェをオープンする
ことになりました。
思考が、どうにもこうにもマルチタスクではないため、修業に
追われる日々の中、こうしてblogへの更新はできずいて、
今に至っております。
オープンする店のあれこれは、新しいblogに日誌として
公開していくつもりです。
今、いろいろいじっているところなので、近日中にURLを
こちらに書き込みたいと思っています。
この場所を今後どうするかは、ちょっと未定でいます。(と
いうか、まだ、考えがそこまで及んでいないというか・・・)。
とにもかくにも、オープンに向けてこってりな日々では
ありますが、わくわくもしています。
本をかいして、すてきなコトがたくさんありますように。
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ブックカフェものがたり
http://bookcafe.exblog.jp/3985845/
2006-01-03T20:58:18+09:00
2006-01-03T20:58:18+09:00
2006-01-03T20:58:18+09:00
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__ 書物棚
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2006年
http://bookcafe.exblog.jp/3981439/
2006-01-02T16:16:17+09:00
2006-01-03T20:55:31+09:00
2006-01-02T16:16:17+09:00
book_cafe
__ note 「... 」
じぶんのやってきたこと、やっていることを中途半端なままほっとくというのは
じつにダメなことで。そういうのきらいなのに。
で、心機一転。
とりあえず、トラックバックがすごいことになっていたので大掃除してみた。
再開を記念して、とりあげようと思っている本があるので、あとで書いてみよう。
よい一年にしたい。
初夢、よかったよ。未来を暗示している夢なら、きっとしあわせになりそうだ。]]>
春が来るというのに休眠とは・・・・。ね。
http://bookcafe.exblog.jp/2340512/
2005-03-24T00:23:57+09:00
2005-03-24T00:24:01+09:00
2005-03-24T00:24:01+09:00
book_cafe
__ note 「... 」
ごめんなさい。
じつは、まだしばらくは更新できそうにない状況です(夜な夜な、本は読んでいるんですけどね。。)
再開はいつになるかわかりませんが、この場所は、気に入っているので
とりあえずしばらくは、このまま残しておこうと思っています。
これまでのコメントに感謝です。
ありがとうございました。とりいそぎ。m(_ _)m
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あくまでも、自分。
http://bookcafe.exblog.jp/2100256/
2005-02-23T19:27:07+09:00
2005-02-23T19:27:03+09:00
2005-02-23T19:27:03+09:00
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__ 書物棚
森茉莉は、気になる作家のひとりだったので以前何冊か買って持っているくせに、作品そのものは未だに読んでおらず・・・。古本屋の棚で、群さんのこの本を目にした時、あ、今晩読もう、とそんな気になった。
群ようこの書く森茉莉なので、彼女の目線が反映されているわけだけど、どうしたらこんなにも、自分のままでいられるんだろう、と思いましたよ。人となりは、なんとなくいろんな記事から知っていたつもりだったけど。
とにかく世俗に対して、あくまでも自分であることを、ごくあたりまえに貫いた人という感じ。まったくもって反骨の人というわけじゃないし、自分であろうとかたくなに構えていた人でもなく。
この彼女の気質は、森鴎外(#“おう”の字は鴎の旧漢字)の娘として生まれ、父親に溺愛されて育ったわがままなお嬢様ということだけでなく、強い美意識ゆえのプライドやこだわりを、何事があっても失わないでいられる、天性のものなんなんだろうと思う。彼女の思い込みの激しさや自分中心の考え方には、あっぱれとすら思ったもの。
彼女自身の作品をまだちゃんとは読んでいないけど(なんとなく読む気にはなれなくて)、立ち読み程度に読んだ彼女の文章からもうかがい知れる感じ。
彼女の文壇デビューはとても遅く、54歳になった時。安いアパートの自室で、ゴミの山(彼女にとっては宝の山)に埋もれて孤独に亡くなったという話は、わりに知られているエピソードで、この最期がまた、彼女という人物を興味深くさせるのだけど、同時になんとなく悲しくもさせる。
やっぱり、まだ作品そのものを読む気にはならないんだな、なんでだか。
いずれ、読もうと思う時がくると思うから、それまでとっとこう。
作品を読んだら、また彼女への感じ方が変わるかな。
『贅沢貧乏のマリア』
群ようこ
角川書店
1428円(税込)
#角川文庫版、460円もあり。]]>
賢く、格好いい女性。
http://bookcafe.exblog.jp/2070617/
2005-02-20T14:27:37+09:00
2005-02-20T14:26:06+09:00
2005-02-20T14:26:06+09:00
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__ 書物棚
買ったまま、ほっておいたのを先日のかたづけで見つけて。ちらっと目を通したらなかなかおもしろくて、ぐぐっと読みました。内容は、よくある「こんなふうにしたらすてきな女性になれるわよ」というものではなく、もっと人としての核心をついたもの。彼女の語りのように綴られている。
自分の生き方に、しっかとしたスタイルを持っている彼女だからこそかもしれないけど、あらゆる物事を率直に語る姿勢が格好いい。やさしさと厳しさの両面が読み取れる。
ハンサムで快男児な白洲次郎さんとの関係性も暮らしぶりも、すてきなものですもんね。
近くにこんな叔母さまがいたら、いろいろと見透かされ、痛いところをつつかれそうだ(苦笑
『美しくなるにつれて若くなる』<ランティエ叢書>
白洲正子
1050円(税込)
角川春樹事務所
#それにしても、ランティエ叢書のセレクションは渋い。『古本とジャズ』(植草甚一)と『スコッチと銭湯』(田村隆一)もよかった。まだ欲しいのが数冊あるんだな。
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http://bookcafe.exblog.jp/2054978/
2005-02-18T18:51:55+09:00
2005-02-18T18:51:02+09:00
2005-02-18T18:51:02+09:00
book_cafe
__ note 「... 」
『hinism』、到着しました、2号と3号。
午後の時間を使って、しばしページをめくりました。
……ので、「何かがひそんでいそうな雑誌」を再編集しました。
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何かがひそんでいそうな雑誌。
http://bookcafe.exblog.jp/2026809/
2005-02-15T19:42:39+09:00
2005-02-18T18:48:24+09:00
2005-02-15T19:41:17+09:00
book_cafe
__ 雑誌箱
知らなかったんだよね、周辺の本屋さんに並んでいなかったから。
偶然にもサイトで見つけて、オンラインで注文した。
なので中味はまだ見ていないんだけど・・・。でも、およそ気に入るであろう感じが表紙から感じられて。
0号のテーマは「Craft」。「日々にみる、日常にいきる、日本に住む、そして日本に宿る」、「心と手業の形を見つめることから始まる」などなどがコンセプトらしい。
最近、なんだか懐古な気分。触れたいものは、むかしの生活の中にあるような気がしている。
思っていたとおりでした。
なにかこう、さわりがいい感じのビジュアル誌。
たくさんの説明がなくて、ゆっくりと見せてくれる作り。そこに何かがひそんでいそうな…。
わたしの場合、ちゃんとした文章でしっかり読ませてくれる雑誌か、言葉はなくとも何かを感じさせてくれる雑誌の、どちらかが好きなんだとあらためて思った。
情報がこれでもか、ってぐらい並んでいる雑誌にはやっぱりもう辟易してたんだ。
ギャラリーを持つ人たちが作ったというのもあるかもしれない。ページをめくるたびに、しずかなフロアの中を気分よく歩いている感じがする。いい意味で刺激もある。
作り手の思い、つまりコンセプトは、2冊を読んだかぎり、あまり強くは感じられなかったけど。
情報が溢れている今だからこそ、こういう雑誌が世の中にあることがうれしい。
いや、情報が溢れている今だからこそ、ある種の人たちには、こういう雑誌が必要なんだろうと思う。
一冊1,600円。……ちょっと高いけど、しばらくの間、読んでみよう。]]>
blogも部屋も少し整理、な連休1日目
http://bookcafe.exblog.jp/1988256/
2005-02-11T16:17:27+09:00
2005-02-11T16:16:39+09:00
2005-02-11T16:16:13+09:00
book_cafe
__ note 「... 」
病的に買っている「食」についての本を何冊か。
最近はあまり買っていないので、少し古いものもあるかもしれない。
それにしても、なんだかオヤジ系。
中でもオススメというのを、近日にでもレビューしてみたいと思ってます。
あー、それにしても寒い。冷え冷え。
カラダを動かそうと部屋の掃除をはじめたものの、そこらに
山になっている本や雑誌を読み始めて脱線が続く。かたづかない。
明日も、あさってもあるから、まあいいか。]]>
「退歩的文化人」のススメ
http://bookcafe.exblog.jp/1987360/
2005-02-11T13:30:52+09:00
2005-02-11T13:28:54+09:00
2005-02-11T13:28:54+09:00
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__ 書物棚
「退歩的文化人」のススメ
嵐山光三郎
新講社
2004年9月9日発行
1429+税
表紙がいいでしょうー。すごく趣味がいいね。
「人生の醍醐味は『退歩的』生き方にあり」と、書名の横に小さく書いてある。
じっくりと味わいのある内容と文章。笑わせてもらったし、うなってしまったし。
かなりおもしろいよ。たくさん買い込んで、友人たちに配って歩きたくなっている。
本文は読んでからの愉しみとして、前書きを少しだけ引用。
退歩は、逆まわし映画とは違って、世間が進歩しているのに、自分だけが後方へさがる行為である。テープのように、人生を逆戻しするわけではない。
やってみると勇気がいる。なれてくると後頭部に豆電球のような目玉がつくのだ。それに、ずりさがることによって、風景が左右に開いて進んでいく。快感がある。
昔の剣豪は正面を向きあって勝負をした。いまは後方から銃弾がとんでくる。バットで撲殺されるのも後方からが多い。と考えてみると、人間が後方に対していかに無防備であるかがわかる。
未来という不確かな世界は、じつは後方にその実感がひそんでおり、幾多の人が後方見聞録を書いていた。逃げるのではない。ひたすら退歩するのである。退って退って退りつづけると、少年時代の素の自分に出会うことになる。
--(中略)--
頭のうしろに目玉をつけると、世界はまるで違って見えてくるのだった。
勝手に喜んでいるんだけど、初版がわたしの誕生日。昨年のこの日、わたしは沈うつな思いで誕生日を迎えたんだよなあ、と思い出した。思い出したけど、この本が、そんな誕生日に発行されたと知って、じぶん宛の贈り物のようにも感じた。ご都合主義だけど。]]>
ヴィレッジヴァンガード再考
http://bookcafe.exblog.jp/1946172/
2005-02-07T01:10:46+09:00
2005-02-07T01:09:42+09:00
2005-02-07T01:09:42+09:00
book_cafe
__ note 「... 」
ブックカフェの物件探しに少し動きがあって、バタバタしていました。
構想はそれなりに立てていたつもりだったけど、いざ物件を目の前にすると、より具体的に考えられるということで、書類を作ったり、電卓をたたいてみたり、人に会って話を聞いたり、と濃い日々でした。
に、加えてひさしぶりに編集のシゴトの依頼も。働いている時間なんてないよぉ、なんて気分ではありますが、稼ぐ必要もあり・・・と打合せに出向いたり、企画を考えたり、あれこれと机上に向かう日々でもありました。
そんな間に読んでいた本。『菊池君の本屋~ヴィレッジヴァンガード物語』(永江 朗著)。
以前から読みたいと思っていたけど、地元の書店の棚にはなくて、いつの間にか忘れていて。先日、ブックオフの100円コーナーで見つけて、さっそく購入。
おもしろかった。
「本屋、はじめました」的な本は、それなりに読んでいたけど、これはとっても参考になったな。
ヴィレッジヴァンガードのことだから、っていうのもあるかもしれない。やっぱり独特だから。
初版が1994年。もう10年以上も前になるのに、色あせてないんですよね、考え方が。
それだけ、書店業界というのは旧態依然としているわけなのね、きっと。
今現在は小さなブックストアがあちらこちらにあって、また少し、業界が動いている気がするけど、ヴィレッジヴァンガード以降、新しい考えを持って業界に新風を送ってくれる本屋はできていないような気がする。
Ⅰ章の永江さんのリポートも突っ込んだものだったし、Ⅱ~Ⅵ章の菊池さんの語りも、具体的で参考になるものだった。Ⅶ、Ⅷ章は「経営戦略」をテーマにした対談。ブックガーデン(!?)の販売部長である江口さんという方との対談では、「菊池さんの店っていうのは、エディター感覚、エディターシップを楽しんでいるよね」と。編集する本屋、というワードが登場してた。
リブロの今泉さん×菊池さんとの対談では、今泉さんが「空間全体に味わいがある」とヴィレッジヴァンガードを評していましたよ。
ヴィレッジヴァンガード的な空間を好きか嫌いかは別として、書店という空間にも味わいがあってしかるべし、とわたしもすごく思う。(つねづね、古本屋のほうが居心地がいいと感じていたのは、そういうわけだったのかもしれないな・・・)
「読者が本屋に入って、あるイメージを受ける、感動を受けるというのは、単純に商品を見つけて買うということだけではありませんね。むしろ、その商品を置いてある書店が気に入るかどうかが重要です。それは本の配列が十進分類法的に整然としているというよりも、棚全体がまとまって何を表現しているかということで。それが読者にとっては『よく揃っている』という言い方になるのでしょう」
とも話していた。ふむふむ、です。往来堂書店にもつながるはなしですよ、これは。
カフェの空間の中に、本の棚を作ろうと考えている(本屋の空間にカフェを作ろう、にはならないあたりが残念ですが)、、これからのわたしにとっては、とても気にある言葉でしたよ。ほかにも印象深い話や考え方がたくさん。
ひさしぶりに行ったブックオフで、めぐり合うべくしてめぐり合ったという感じの一冊。折をみては、ページを開くような気がする。
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『雨はコーラがのめない』 江國香織
http://bookcafe.exblog.jp/1847039/
2005-01-27T14:39:14+09:00
2005-01-27T14:38:24+09:00
2005-01-27T14:38:24+09:00
book_cafe
__ 小説帖
タイトルがヘンです。意味が通じない。
江國香織さんは、彼女に書く恋愛小説に一時ハマって、ずいぶんと読んで、少し飽きて。しばらく読んでいなかった。先日図書館に行ったときにふいと見かけて、ひさしぶりに読んでみるかと借りてきた。
コーラ色の表紙。
小説ではなくてエッセイだったんだけど、よかった。さらりとしているのに深くて。
「雨」と一緒に音楽を聴き、窓を眺め、散歩に行き、ワインを飲み、おしゃべりをする。そんな日常のこと。
この人の無駄がなく凛とした言い回しが好きだった、ってことも思い出した。
雨はコーラがのめない
江國香織
大和書房
1200+税 ]]>
『ニシノユキヒコの恋と冒険』 川上弘美
http://bookcafe.exblog.jp/1806179/
2005-01-23T15:26:08+09:00
2005-01-23T15:24:12+09:00
2005-01-23T15:24:12+09:00
book_cafe
__ 小説帖
うーん、ひさしぶりの川上弘美。
あいかわらず書名が目を惹く。
女を好きになってもセックスをしても、芯のところで人を愛することができないと感じている男、ニシノユキヒコの10代から50代まで、彼と交わっていく10人の女性の視点で語られる連作短編。
ニシノユキヒコは、とらえどころがないやつ。だけど誠実で、正直なやつで、とても優しい。
ニシノユキヒコのとらえどころのなさは魅力でもあるが、でも、そのとらえどころのなさは、彼女たちにとっては苦しいものだったり切ないものだったり。だから、一様にニシノユキヒコを嫌いになったわけじゃないけど別れる、という選択をする。
女も寂しいが男も寂しい。
ほんとうのところは、誰にもちゃんとはわからないことなんだろう、恋とか愛とか、そういうもののことを川上弘美はこの作品で書いていると思う。
そしてあいかわらずの、川上節。ぼんやりとした余韻を残して、いい味わい。
ニシノユキヒコの恋と冒険
川上弘美
新潮社
1400+税
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『ビタミンF』 重松清
http://bookcafe.exblog.jp/1805837/
2005-01-23T14:28:29+09:00
2005-01-23T14:27:49+09:00
2005-01-23T14:27:49+09:00
book_cafe
__ 小説帖
Family、Father、Friend、Fight…とFで始まるキーワードを盛り込んだ短編。2000年、124回目の直木賞受賞作品。
家族の物語を大きなテーマに持っているという重松さんらしい作品。前書きで、「――結局はFictionであり、乱暴に意訳するなら「お話」の、その力をぼくは信じていた」と作者が語っていたけど、その言葉もまたいいなあと思った。
どの作品も、さすがだと思う話しの流れ。遠からずのリアルな空気感が心の中のどこかの焦点と合って、ぐいと惹き込ませるものがある。
ビタミンというより、温湿布みたいにじんわりあったかくなって、痛みとか疲れとかをゆっくり癒してくれる感じ。
ビタミンF
重松清
新潮社
1500+税]]>
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